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遠州七不思議 田沼意次 ビタミンの日
遠州灘の「波の音」
むかし、遠州灘で長く魚が取れない日が続きました。ある日得体の知れない怪物が漁の網に引っかかりました。怪物はこう言いました。
「もう一度海へ帰してくれれば決して悪いことはしません。あなた方は毎日漁にでるでしょう。天気が悪い日に漁に出れば命を失う者も出るでしょう。私をこのまま帰してくれるのでしたら、天気の悪くなる前に波を鳴らしてお知らせましょう。」
とお願いしたのでした。漁師たちはその怪物の言うことを聞き入れ、そのまま海に帰してやりました。それから、波が鳴ると天気が悪くなると、漁師たちは注意するようになりました。


遠州灘の波の音は、ある一定方向から聞こえてくると言います。西の方から聞こえてくる時は晴れ、東の方から聞こえてくると嵐になると言われているように、波の音のする方向によって天気を予知することができるそうです。

◆遠州の七不思議バックナンバー◆
Vol.1 小夜の夜泣き石 Vol.5 京丸牡丹
Vol.2 桜が池の大蛇  Vol.6 遠州灘の波の音
Vol.3 大興寺の子生まれ石 Vol.7 天狗の火
Vol.4 三度栗  

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